2008年10月19日日曜日

悪童日記



アゴタ・クリストフの「悪童日記」やっと読みました。
「悪童日記」の存在を知ったのは一年ほど前。
町田康の「猫にかまけて」が好きな人に(僕も好きな本)
「悪童日記」がおもしろいと教えてもらい
それいらい気にはなってたのですが
読むタイミングがなく・・・でもやっと読みました。

ストーリーは戦争中に親と離ればなれになる
双子の子供がその戦争を生き抜く過程を
双子の目から捉えています。
戦争の最中ですが
感傷的な文体にならず、
簡潔な文体で進んでいきます。

子供たちの生き抜く姿勢は
「悪童」というより、
もっともらしい姿勢のように感じます。

現代を生き抜く術が
現代と言うよりいつでもですが
「考えぬく事」と言う事に
改めてきずかされます。

この本は三部作の最初の本らしいですが
確かに最後まで読むと続きが気になります。

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