2008年5月29日木曜日

FACTORY SECONDS

CORNにはHPに載せていないブランドの靴もありますが
載せても商品が分かりにくいので
載せていない靴もあります。

それはアウトレットと呼ばれてる商品です。

レッドウイングではFACTORY SECONDSといいます。
簡単に言うとわけあってB品の商品と言うことです。

日本人なら100足、
靴を作るときに1足も失敗することなく作ることを考えますが
アメリカ人の思考は100足の内5足失敗がでるなら
105足作ってしまう考えです。
その5足がFACTORY SECONDSになります。



FACTORY SECONDSはレギュラー商品と間違えないように
パンチングされています。

エンジニアなら筒のカウンターの上あたりに。






セッター系ならタン(ベロ)の所にあります。


肝心のFACTORY SECONDSとはどういった具合なのかと言うと
皴があったり、キズがついていたり
色のりにムラがあったり
色がその品番とかなり違ったりと1足ごとに違います。

皴やキズと一言でいってもその違いはさまざま。

ですのでCORNのHP上では載せていません。

もちろんFACTORY SECONDSは通常の商品より
値段は安いです。

こういった皴でFACTORY SECONDSになります。




バイカーの方は喜んでFACTORY SECONDSを買い求めます。
だって皴やキズなんてすぐにつきますもんね。

ただ同じFACTORY SECONDSでもエンジニアの
ベルトの向きが普通は外側に向かってベルトがついているのが
両足とも内側に向かってついていたり
(これはこれでかなりレア!)

片足だけ内側に向いていたり
(これはレア好きな人も避ける?)

表革薄革1枚、500円硬貨くらい剥げていたり
(これも嫌だなぁ)

どれも同じFACTORY SECONDSなんです。

皴やキズより嫌な感じですよね。


でも表側1枚500円硬貨くらい剥げているのは
やりようによっては人気商品に変身します。

それは革剥げてると、ほとんどの人は嫌なので
(もちろん僕も嫌です)
その靴自体の表革を全て剥いでしまう
と言う荒業をします。
するとそういう雰囲気のあるブーツに変わります。

これは僕がCORNに入った時から
表革剥いでいる途中で放置されてたままの
エンジニアがあって
それを黙々と両足とも表革を剥いでしまいました。
かなり根気が必要で投げ出したくなる
気持ちは充分理解できましたが
すごくかっこいいエンジニアになりました。

その靴を販売してみると
(もちろん1足しかないのでサイズも決まっている)
他のサイズもないのか?とか
自分のもやって欲しい等
かなり好評でした!

もう売れてしまい店にはないのですが
写真左から2番目のエンジニアがそうなのです。

色がグレーっぽく見えますよね。


あのエンジニア今も活躍しているのかな?
愛着のあった1足です。









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