2009年7月22日水曜日

ポール・オースター

最近ブログに書いた「シティ・オブ・グラス」。
読み終わりました。

僕が村上春樹好きだと知っておすすめしてくれた本だけあり
最初の2ページくらいは村上春樹が書いたと言っても
信じるかもしれません。
文体が一見似ていると思ったのです。
もちろん違うのですけれどね。

村上春樹とポール・オースター
読後は全然違った印象になりました。
村上春樹の最初に書いた「風の歌を聴け」の読後と比べてみると
(ポール・オースターの「シティ・オブ・グラス」も最初に書いた本)
一言で書くには乱暴すぎますが、
「風の歌を聴け」にはサウダージ感があり、
「シティ・オブ・グラス」には何も残りませんでした。

ちょっとポール・オースターについて書くには
早かったかもしれません。
その作家の本を1冊だけ読んだだけでは
その作家の視点がつかめないからです。
僕が読み手としてもっと理解のある人間ならよかったのですが。
作家の視点みたいなものをつかめるのが
続けて3冊は読んだ後です。
そうすると、作家の文体、色や伝えたいこと等が
少しわかるような気がします。

ポール・オースターは僕にとってまだわからない作家であり
もう少し読んでみたい作家でした。
ポール・オースターを僕におすすめしてくれた方に感謝したいです。

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