2009年1月2日金曜日

引篭り

しっかし今日も寒いですねー。
まだ外に出かけてない今日です。
初詣、ほぼ毎年行かないんですよ。
行きかけて人の多さでもう途中で引き返したりします。
そういうめんどくさがりな性格もあり
すすんでは行かないですね。

お店も休みが多いので出かけることもなく
こういう時はたまってた本を
読みふけるのにちょうどよいです。
こんな本を読みました。

「1日一生」 酒井雄哉
比叡山飯室谷不動堂長寿院住職の方の本です。
「だいあじゃり」という尊称がついていますが
パソコンの変換でだいあじゃりの漢字がでてこないですね。
あじゃりって他になんて読むんだろうか?
この「だいあじゃり」という尊称は
「千日回峰行」を成し遂げた者だけに与えられる尊称。
「千日回峰行」とは約7年間かけて比叡山中を1000日間
歩くという行らしいです。
1日30~40キロ歩く。
700日の回峰行を終えると
不動堂に9日間こもり、断食、断水、不眠、不臥で
不動明王の真言を10万回唱える「堂入り」という行があり
6年目になると1日に歩く距離が60キロになる。
こうして7年間で歩く距離が4万キロ近く
地球1周分に相当する距離になる。
「堂入り」って今の僕なら途中で死ぬなと思います。
こういう行を成し遂げた人の言葉には
重みがありそうですが感じたのは
重みより「軽い」ということです。
上っ面という意味の軽いということではなく
軽やかさとかそんな感じです。
行では何かを吸収するというよりは自分のなかの
何かを捨てるとか減らすとか削る感じをうけます。
そして芯だけが残るので軽やかになるんじゃないかな。
やった事ないので想像のことでしかありませんが。
時間を作ってでも読むことをおすすめします。

「ウォーク・ドント・ラン」村上龍、村上春樹
もうすでに絶版になっている本です。
村上龍も村上春樹もすきなので2人若い時の対談は
ぜひ読んでみたいと思っていました。
なかなか古本屋でも見つけれなかったのですが
ヤフオクですぐにありました。
欲しい物がわかっているときにはヤフオクって便利だなー。
村上春樹の今では出てこない嫁や子供、文章についての話など
いちファンとしては楽しめました。
村上龍は若い時から今と変わらない神経が尖がってる感じをうけます。
それは村上龍の「小説なんて、もう時代遅れだ。
これからはイベントとかハプニングの時代だよ」
という言葉から受けました。
これからもこの2人の村上を読み続けたいと思います。

「うらおもて人生録」色川武大
著者の別名は雀聖・阿佐田哲也。
少年マガジン読んでた方なら知ってると思いますが。
裏街道を生きた著者の軽快なエッセイ。
名古屋に行った時に時間があったので目についた
この本を買って読みました。
濃い内容の本ではなく軽快なエッセイで楽しめました。

日付は1月3日に変わりましたが
そんな本を読んで過ごした1月2日でした。

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